10年ほど前、我が家にやって来たプリンス ボビー君は、最初の2年ほど一人っ子で、家族の愛情を独り占めしていました。かなりの甘えん坊です。その後 同じ犬種の女の子 メグが我が家の一員になったとき、遊び相手が出来て喜ぶかと思ったら、興味を示したのは最初だけで、メグから逃げてまわるようになりました。そりゃあメグは活発と言うか、乱暴者で、ボビーを突いたり体当たりしたり、何でも真似して何でも邪魔してましたけどね。
ボビーがなかなかメグと仲良くなれないでいた時、初夏の蒸し暑い夜、私は仕事の帰り道で子猫を拾ってしまったのです。だって、道端でケガをして うずくまっていたんだよ、見過ごせないじゃん。一瞬マズイかな?と思ったけど、子猫を手で拾い上げた時、なんとも言えない 宝を拾ってしまったかのような喜びが込み上げてきて、連れて帰りました。
子猫は推定2ヶ月の女の子で、タリ という名前をつけました。知りませんでしたが、猫って子猫でも、爪が強力なんですね。ボビーは、そのタリの爪に悩まされて、タリからも逃げてまわるようになりました。タリはボビーに遊んでもらいたくて、手でボビーの顔を突こうとします。その時のボビーの引きつった顔(そう見えた)今でも覚えています。
そんなこんなで夏が終わる頃、ボビーの頭に直径2センチほどの、 まあるいおハゲが出来てしまったのでした。びっくりして慌てて病院に連れて行きました。円形ハゲの原因は、人間と同じでストレスだそうです。ハゲに効く薬は無くて、ビタミン剤みたいなのをもらって帰ってきたと思います。今では3匹とも仲良しなので、懐かしい思い出です。
可愛い写真を載せたいけど、写真を撮るの難しいですね。とりあえず、くつろぐボビー