ボビーズ日記

絵本作家になりたい2人組ボビーズの落選日記

デフォルメし過ぎて宇宙人

この度は、絵本を描き始めた初期の頃の作品を発表させていただきます。でも、あんまり気に入らないので、半分だけにします。絵がイマイチと言うか、ネズミのヘケニャが宇宙人みたいだから……

私たちが知らない間に、ボビーに こんな友達が出来てたらいいのになあ と想像して作りました。今 見るとイマイチだけど、考えてみたらMOEのコンテストでは最終選考まで残ったんですよね。分からんもんです。

「ボビーと ネズミのヘケニャ」どうぞ読んでください。

ボビーには仲良しの友達がいます。ネズミのヘケニャです。ヘケニャは物知りなので、一緒に おしゃべりするのは、とっても楽しいのです。ヘケニャが言いました。「ボビーは毎日ドックフードだから可愛そうだな。僕なんて、人間の食べてる美味いもの、なんでも食べれるんだよ。」

f:id:takashimari:20181016195704j:plainボビーは うらやましくなって「僕もネズミになりたいな」と言いました。「ねえ ヘケニャ、なにが一番 美味しいの?」

f:id:takashimari:20181016200137j:plainヘケニャは少し考えて「やっぱり一番 うまいのは、干しムカデのお頭だな。あれは美味いんだ。」と言いました。「ネズミはムカデを食べるのか。僕、犬で良かった。」とボビーは思ったのでした。

f:id:takashimari:20181016201440j:plainある時 ヘケニャが、棒を担いで歩いてきました。「それ なあに?」とボビーは聞きました。「これは 干しミミズだよ。この前 拾って、干しておいたんだ。粉にして、薬にするんだよ。腹痛には良く効くんだ」

f:id:takashimari:20181016202225j:plainいい具合に乾いた 干しミミズは、たたいて砕き、すり鉢で粉にして、団子にしたり 煎じたりします。

f:id:takashimari:20181016202933j:plain「この辺を散歩した時に、ミミズを見つけたら 拾っといてよね、ボビー。」と言って ヘケニャは帰って行きました。でもボビーは「悪いけどミミズは嫌だよ。だって気持ち悪いんだもん」と小さな声で言いました。

f:id:takashimari:20181016203723j:plain