ボビーズ日記

絵本作家になりたい2人組ボビーズの落選日記

講談社絵本新人賞は、一次審査を通過すると お手紙が頂けます。

        

講談社絵本新人賞はね、一次審査を通過すると、編集部から お手紙が届きます。選考会での意見などが書いてあるんですが、それが嬉しくてね。その お手紙がほしくて、どうか一次審査を通過しますようにと願いながら毎年 応募します。

でもね、その お手紙を一度もらってしまうとね、ダメなんです。改善点も教えていただけますが、褒めて下さるんです。次回作に期待して下さるんです。来年も頑張らなくては!と思ってしまうんです。そして気付いた時には、コンテスト地獄から抜け出せなくなっていました。まるでアリ地獄のように。

どうして こんなに大変なのに続けているのでしょうか?絵本作りが面白いというのもあります。でも絵本作家としてデビュー出来るのは、ほんの一握りの人だけです。努力だけでなく、才能が必要だと思います。それならば、自分に才能はあるのか?努力すればデビュー出来るのか?どうすれば分かるの?どうしたら自分を客観的に分析 出来るの?少しずつ上達しているとしても、時間が無限にあるわけじゃありません。もう若くないのですから。

そうだわ!自分を客観的に分析するために、去年の お手紙を読み返してみましょう。編集部が書いてくださったのだから、何かヒントがあるはず。去年の「三つ星レストランへ ようこそ」の お手紙ね。

なになに?「独特なテイストを持ちつつ、丁寧に描かれた絵に引き付けられます」ですって。絵ね。それから「楽しさがありましたが、よく読まないと納得しづらいところもあり、もう少し わかりやすいとよかったように思います。」なるほど なるほど。わかりました、わかりやすくね。絵で面白さを伝えるようにね。そして最後に「次作に期待いたします」ですって。期待に応えたい!!これって、やっぱり皆んなに書いてるよね。でもさ、絵は褒められてるんだよ。結果が出ないのは、私のせい?そんなバカな!こんなんじゃ、やめられない 絶対に!

この際、才能が有ろうが無かろうが関係ない。お話しが褒められるまで、絶対に辞めません。そう、絶対に!

姉ちゃん、今夜も絵本作り頑張るの?

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ボクはもう寝るね。おやすみなさい。

(ここで寝られてもなあー。)

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