ボビーズ日記

絵本作家になりたい2人組ボビーズの落選日記

2024年5月、講談社絵本新人賞 締め切り間近。

絵本作家を目指す皆さん、今年も頑張りましょう。2024 第45回講談社絵本新人賞の締め切りは5月31日当日消印有効です。

制作は進んでますか?ボビーズは今年も張り切ってますよ。妹にハッパかけてるところです。とは言っても、いろいろ意見の食い違いや好みがありまして、一筋縄ではいかないのです。私の言う通りに描いてって言ってるのに、本人も言われた通りに描いてるって言うんだけど……

今回のお話しには、夜の場面があるんですよ。私はね、背景だけを夜色にして、登場人物は普通色に塗って欲しいわけ。だって絵本だからさ、人物まで暗くすると目立たないし地味になるしさ。夜って分かればいいと思うのよ。でも妹はさ、夜だからって、全体的に黒い感じで塗るのよ。そして明かりの方向にこだわって、なんか小難しい事言ってくるの!だからさ、もっと普通に描いてって言ったら、普通ってなんや!コレが普通や!って。とっても とっても激しい議論になりまして、二人とも頭を冷やす必要があります。

どっちにしても締め切り間近なので、私は妹の奴隷です。妹のご機嫌をとって、絵を描いもらわなくてはなりません。紅茶が飲みたいというので、入れました。さっきはコーヒーも入れました。休日だけど休日じゃない。

だけどさあ、作家は私なんだから、絵描きは作家の言う通りに描かないとダメじゃない?普通さ。でも無理なのかな、妹は変人だからさ。変なこだわりがあってさ、理解に苦しむよ。

あっ、妹が絵の具の筆を紅茶で洗ってる。ちょうど白で、ミルクティーみたいになってる。描くのに夢中で気付いてないよ、面白いから黙っとこ。

私はね、この様に色を塗って欲しいわけ。だけど 妹は、

この様に、色を塗るわけ。暗いでしょ?上の絵で、夜ってわかるでしょ?

どちらが良いのかは、わかりません。好みの問題でしょうね。