ボビーズ日記

絵本作家になりたい2人組ボビーズの落選日記

絵本作家になりたいけど、童話作家も憧れる。なれるならどっちでもいい。

もう12月も後半ではないですか!いつの間に。来年の講談社のコンテストには5作品送ると言っていた妹ですが、やっぱり3つにするそうです。そりゃそうだよ、絶対間に合わないし、数打っても当たりませんてばさ。だいたい3つもムリだと思うな、頑張って2つだな。5月末が締め切りだから、あと5ヶ月しかないもん。お話し5つも作ったのに。

この話は長すぎて絵本には向いてないから、童話のコンテストに出したら?と、妹が軽く言ってくれるけど、そんな簡単なもんじゃない!原稿用紙に文章を書くなんて小学生の時の読書感想文しかないよ。句読点でさえチャランポランじゃなくてチンプンカンプンだよ。

でも童話作家って良い響き。憧れるなぁ。ちょっと童話作家デビューを妄想してみましょう。うんうんなかなか良い。童話の書き方を、ちょっと検索してみようっと。

犬の散歩は妹に任せてありますが、休日は一緒に行きます。初めて散歩風景を写真に撮ろうと思ったけど、難しいですね。何事も努力が必要です。家では よくケンカしてるのに、なぜかいつも並んで歩く ふたりです。

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時々振り向いてアイコンタクトのできるメグと、お構いなく突進するのみのボビー。

タリ(猫)は、すぐに逃げてしまうので、なかなか写真に撮れません。でも撮れました。暗いまま撮ったので レトロな感じになったけど、初めて3匹一緒に撮れました。

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今年、講談社絵本新人賞に応募した作品です。

今回は、今年 講談社絵本新人賞に応募した作品を発表させていただきます。結果は一次審査 通過しました。でも そこ止まりでした。残念。ドンマイ。編集部からの講評で、絵は良い、でも話が分かりづらい。ということです。また私かい。姉としての私の立場が…。でも頑張りますよ、来年はもっと分かりやすい話をね。

皆さま、いつも辛抱して読んでくださり ありがとうございます。ホントに嬉しいです。「三つ星レストランへ ようこそ」どうぞよろしくお願いします。

ある朝 新聞と一緒に、小さなチラシが入っていました。

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三つ星レストランですって、素敵ね。みんなで行ってみましょうよ。」

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チラシに書いてある地図を見ながら行きました。途中で、小さな看板もありました。

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「いらしゃいませー。」「3名さま ごあんなーい。」なんだか不思議なレストランです。お店の人は、いろんな虫の格好をしています。「よくできた着ぐるみね。ここの制服なのかしら。」

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さっそく お料理が運ばれてきました。「本日の前菜は、ムシ アラカルトでございます。」「えっ、虫なの?」「さようでございます。素材の味を引きだすために、蒸し方にこだわってございます。蒸し料理でございます。」「ああ、そっちのムシね。まあ、とっても美味しいわ。さすが三つ星レストランね。」

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「本日のスープは、毒キノコのポタージュで ございます。」「毒キノコ?ダメ、飲んじゃダメ‼︎」「ご安心くださいませ。毒は抜いてございます。」

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「フンコロガシの宝物サラダでございます。」「フ、フン?」「フンコロガシの宝物は、トリュフでございます。たっぷりトリュフが、かかってございます。」「すごい、トリュフなんて初めて。美味しーい。」

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「本日のメインは、カマキリのスペシャルステーキでございます。」ジャジャーン!「カッカ、カマキリ‼︎」

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「さようでございます。朝イチにカマキリ農場から仕入れたサボテンのステーキでございます。サボテンはトゲがありますでしょう、カマキリさんじゃないと切り出せないのでございます。これを食べますと、明日には お肌 プルンでございます。」

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「お次は、カブトムシのおしパンケーキでございます。」どどーん!「カッカ、カブトムシが入ってる‼︎」

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「めっそうもございません。カブトムシさん一押しの、甘い桃がたっぷり練りこんでございます。」「なんて美味しいのかしら。」

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「本日の お料理は、いかがでしたでしょうか。シェフが、ごあいさつさせて頂きたいと申しておりますが。」「まあ、ええ  ぜひ。」

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「皆さま、本日は ご来店ありがとうございます。わたくしがシェフの、三つ星てんとうでございます。」

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「えっ?三つ星てんとうって、てんとう虫?」「さようでございます。」「まさか、シェフが三つ星てんとう虫だから、三つ星レストランってこと?」「さようでございます。」

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「お客様のお帰りでーす。ありがとうございましたー。また おこしくださいませー。」

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次の週、また小さなチラシが入っていました。十二星って……。今度のシェフは、いったい だあれ?

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おわり。

「モナリザ」の次は、ロダンの「考える人」に挑戦 そして落…

ブログを読んでくださった皆様、ありがとうございます。最近やっと慣れてきて、緊張しないで書けるようになりました。さらにコピー、ペーストを理解できました。コメントをくださった皆様、上手くお返事できなくてごめんなさい。これからは大丈夫だと思います。たぶん…

今回の絵本は、2年前 講談社で一次通過もしませんでした。前年に「モナリザさんのリフレッシュ」が最終選考まで残ったので、調子に乗って作ったらダメでした。こんなに面白いのに と思っていましたが、今なら分かります。子供が楽しめる話ではありません、独りよがりでした。それでもですね、私はとても気に入ってます。「考えたい人」どうぞ読んでください。

f:id:takashimari:20181120191557j:plain天才彫刻家 オーギュストロダンの作品「考える人」。しかし「考える人」が、何を考えているのかは、なぞ である。

f:id:takashimari:20181120192118j:plainあっ                    そうだ                                                                     ポチッ

f:id:takashimari:20181120192401j:plain美術館です。今日は休館日、「考える人」の呼び出しブザーが鳴りました。「みんな行くぞ!急げ!」リーダーの声が響きます。

f:id:takashimari:20181120192843j:plainみんなが集合すると「考える人」は 言いました。「私の考えた なぞなぞに答えたまえ。りんりんりんりんりんと鳴る 果物は何でしょう?さあ、答えたまえ。」

f:id:takashimari:20181120193441j:plainトーマス君が手を上げて言いました。「分かりました、りんりんりんりんりんと5回鳴っているので、りんご です。」         「正解!」

f:id:takashimari:20181120194039j:plain「今度はもっと難しい なぞなぞを考えることにしよう。私は考えたいのだ。」「考える人」は そう言いました。トーマスのお陰で今日は早く終わったな、と言いながら みんな帰って行きました。

f:id:takashimari:20181120194733j:plain次の休館日も「考える人」の呼び出しブザーが鳴りました。

f:id:takashimari:20181120194914j:plain「私の考えた なぞなぞに答えたまえ。甘くてとろけそうだったり、元気になったりするのに、ときどきチクリと痛いのは何でしょう?さあ 答えたまえ。」

f:id:takashimari:20181120195547j:plainまたトーマス君が手を上げました。「それは、は  は  は  初恋です。」恥ずかしそうに答えました。「不正解!!」トーマス君は不正解。なかなか難しい なぞなぞです。

f:id:takashimari:20181120200837j:plain「分かりました。とろけそうに甘くて 元気が出るのは、ハチミツです。」今度はデイジーさんが答えました。

f:id:takashimari:20181120201238j:plain「ハチミツを取るときに、ミツバチに刺されると チクリと痛いから。」

「正解‼︎」     やった〜   みんな大喜びです。

f:id:takashimari:20181120201949j:plain今日の なぞなぞは難しかったなぁ。みんな 帰り始めました。すると トーマス君が、呼び止められました。「君、ちょっと待ちたまえ!」

f:id:takashimari:20181120202402j:plain「初恋というのは、そんなに良いものなのかね?とろけそうに甘くて、元気になるのかね?」「そうですとも。そして時々、胸がチクリと痛むのです。」

f:id:takashimari:20181120202855j:plainところが次の日「考える人」が、居なくなってしまったのです。「初恋を探しに行ってきます」と書置きを残して。さあ大変、どうしましょう。もうすぐ お客さんが やって来るというのに。

f:id:takashimari:20181120203411j:plain仕方がないので、交代で「考える人」の代わりをすることになりました。それでも「考える人」の代わりをするのは、易しいことではありません。

「考える人」早く 帰ってくるといいのにね。

f:id:takashimari:20181120203942j:plainおしまい。

来年の絵本コンペも頑張ります。

もう かれこれ8年くらい絵本を作っているけど、自己流だからね、少しは上達してるのか?どっちの方向に向かったらいいのか?分からないんですよね。絵本の描き方について調べたり、読んだり、図書館の絵本も 結構たくさん読んだけど、自分の作ったのを客観的に評価するのは難しいです。

田舎に住んでいるので、通えるような絵本塾も無いし、MOEの誌上絵本スクールも無くなっちゃったし。4年前まであった そのスクールは、年に5回ストーリーのある4枚組の絵を募集していて、絵本作りの訓練になりました。トップ賞はないけど、期待賞というのを2回ほど もらったことがあります。なんと賞金5千円と記念品が送られてきました。その時は嬉しかったなぁ。

こんな甘ったれたこと言っていいのかわかりませんが、ブログを読んでくださった皆様、絵本のアドバイスなど いただけないでしょうか?もっとこうしたら良いとか、ここがダメとか、改善点を教えて欲しいのです。来年の5月の応募締切に向けて、これから本格的に描き始めます。どうぞ私達に力を貸してください。なにとぞ なにとぞ よろしくお願いします。

以前に描いた4枚組の絵が、たくさんあります。こんなの描いてました。

「せっかく さつまいもでスイートポテトを作ろうと思ったのに、ネズミに食べられちゃった」とお姉さんは、困った顔で言いました。とうとうボビーは、ヘケニャにお説教をすることにしました。

f:id:takashimari:20181113221325j:plain「ヘケニャ、僕のお姉さんを困らせないでくれる?さつまいもが欲しかったら、お外に行って自分の手で掘ってきたらどうだい!働かざる者 食うべからず。だよ」

f:id:takashimari:20181113221823j:plainモグラじゃあるまいし、なんでネズミが土を掘らなきゃなんねんだよ。どこを掘っても、さつまいもなんて出てこやしねえよ。お!チューリップの球根だ、もらっていこう。

f:id:takashimari:20181113222326j:plain花壇を見て、お姉さんはビックリしました。穴だらけではありませんか!「モグラめ!」と お姉さんは言いました。

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「おいらじゃないよ」

f:id:takashimari:20181114000347j:plain姉ちゃんにはダメ出しを、僕には おやつをお願いします。

講談社絵本新人賞落選作品 。傑作だと思ったのになぁ…

去年 講談社に応募した作品ですが、お話しの結末を思いついた時、自分で考えた お話しなのに感動して泣いていました。(仕事中)

絵本が完成した時には、とうとう傑作を描きあげてしまったと思いました。

なのに なのに 、結果は一次通過しただけでした。いつもなら、一次通過しただけでも 飛び上がって喜ぶのに、その時は 喜べませんでした。

だって 傑作だと思っていたし、私たちのデビュー作になると確信していたのに。その確信は いったいなんだったのか…   そして私はブログで公表することを決意したのでした。

「たいりょうあみ」どうぞ読んでください。

むかしむかし あるところに、五平という名の若者が おったのじゃ。

f:id:takashimari:20181106234824j:plain五平は働き者で、気だての良さが取り柄でのう。皆から とても好かれておったのじゃ。

f:id:takashimari:20181106235215j:plainワシは 独り暮らしの年寄りで、この先 長くないと思っての。

f:id:takashimari:20181106235436j:plainワシの大事な お宝 たいりょうあみを、好きに使えとやったのじゃ。

f:id:takashimari:20181106235832j:plain五平は たいそう喜んで、海に出ては 網を投じ。

f:id:takashimari:20181107000041j:plain山に入っては、網を投じ。毎日 大量に持ち帰っては、皆にも分けてやったのじゃ。

f:id:takashimari:20181107000359j:plainところがそのうち、畑が荒れ放題になってのう。とうとう牛の世話も、せんようになってしまったのじゃ。

f:id:takashimari:20181107000710j:plain楽しみにしておった ワシとのお茶にも、顔を出さんくなってしまった。

f:id:takashimari:20181107000938j:plainある日 ワシは、イライラした五平の顔を見て 思い出したんじゃ。

f:id:takashimari:20181107001157j:plain今の五平は、若かりし頃の ワシと同じ顔をしておる。心の無い顔じゃ。

こりゃあいかん。このままでは、五平の心が、たいりょうあみに捕らえられてしまう。こうしてはおられん、五平から たいりょうあみを取り上げにゃあならん。

f:id:takashimari:20181107001904j:plainその夜、さっそく 五平の家へ行っての。「たいりょうあみは、お前にやったのじゃが、ちと時期が早かったようじゃ。もうしばらくワシが 預かっておくことにする。」「何をするんだ じいさん。渡すもんか、これは俺のもんだ。」慌てた五平が、灯りを倒してしまっての。あっという間に火が広がって、消そうとしたんじゃが 間に合わなくての。

f:id:takashimari:20181107002841j:plain命からがら外に逃げたんじゃ。その時 牛が鳴いての「モーー」「待ってろ、俺が助けてやるからな。もう少しの辛抱だ。」五平が 牛小屋に飛び込んで行ったのじゃが、

f:id:takashimari:20181107003341j:plain牛小屋もすぐに火につつまれてしまっての。

このままでは、五平も牛も死んでしまう。どうすればいいんじゃ。ええい、一か八かじゃ。「たいりょうあみよ、この火を全て捕えるのじゃ。」ワシは たいりょうあみを、力いっぱい投げたんじゃ。

f:id:takashimari:20181107004246j:plainなんということじゃ、たいりょうあみは 凄まじい勢いで、火をかき集めていくではないか。しかし同時に、たいりょうあみは、捕らえた火によって燃え尽きて、灰となってしまったのじゃ。

f:id:takashimari:20181107004824j:plain「じいさん ごめんよ。俺のせいで、大事な たいりょうあみが燃えちまった。」

「五平よ、これで良かったのじゃ。お前も 牛も 無事じゃったではないか。これで良かったのじゃ。」

f:id:takashimari:20181107005443j:plainしばらくすると、五平は元気になって、以前のように よく働くようになった。冬までに新しい家を建てるのだと張り切っておる。これで良かったのじゃ、本当に。

ワシか?ワシも元気じゃよ。この先短いなんてことはない。何しろワシは決めたのじゃ。五平の幸せを、見届けねばならんとね。

f:id:takashimari:20181107010344j:plainおしまい。

季節はずれ

庭で季節はずれの、つくしとタンポポを見つけました。

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f:id:takashimari:20181103013131j:plain若い頃は、今度の休み どこに行こうか?何して遊ぼうか?と考えていましたが。今は、庭の草むしりをしたり、排水溝の掃除をしたり、そんな事に満足感を感じるようになりました。不思議ですね。

山林のような広い庭のある 古い家を買って、犬たちと一緒に のんびり自給自足のような生活をしたいな、なんて妄想したりします。

定年まで待つしかないのかな?でも そうすると、庭造りをする体力があるのかな?あっそうそう、そういうブログ、ないかしら?検索してみよっと。

f:id:takashimari:20181103015358j:plain今日からコタツを出しました。メグ「今日は ここで寝ます。」

ブログのお勉強に夢中なので。

 来年は、絵本を5つ完成させたいと妹が言い出しました。やめて やめて 絶対ムリなんだからさあ。今年だって 講談社に3つ応募するって言ってたけど、間に合わなくて2つになったじゃん。締め切り近くには 徹夜までしたのに、2つだったじゃん。付き合うのも大変なんだよ、コーヒー入れたりとかさあ。数打ちゃ当たるって、そういう類いのじゃないやんか。一つ一つ完成度を高めた方が良いと思うけどな。

最近 私がブログに夢中なので、妹からクレームが来ました。そりゃあ、確かに夢中だけど、見ることにね。だって可愛いワンちゃんネコちゃん見放題だよ、うさぎもめちゃ可愛いし、ハムスターもハリネズミも可愛いし、カメも可愛い…と思っている人がいるし。

私だって、できることなら たくさん絵本 作りたいよ。だって落選しても ブログで公表できるもん。そうすれば、読んでもらえるもんね。まてよ、考えてみると、もし仮に入選したとしても、書籍化されなければ 審査員しか読んでないことになるよね。でも 落選すれば、ブログで公表できて、いろんな人に読んでもらえるってことだね。じゃあ落選した方がいいじゃん。なんだ、そうか、よーし来年も頑張るぞ。

だけど絵を描くのに4ヶ月かかるのは、そっちだし。スピードアップして3ヶ月で描いたとしても、6月締め切りだから もう3つも間に合わないじゃん。2つにしておこうよ。私は もう少しブログの勉強しなくては。可愛いブログを見てたら、新しい お話しが出来るかもしれないし…

早く寝んねしてくれませんか?待ってます。

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