ボビーズ日記

絵本作家になりたい2人組ボビーズの落選日記

犬をいっぱい描きたいのです。

月刊MOEの絵本グランプリにも 毎年、作品を応募しています。MOEにはずっと、我が家の愛犬ボビーの お話しを描いており、いつか可愛い犬の絵本が出版できたらいいなぁ なんて、おめでたいことを考えています。2015年 犬をいっぱい描きたい 、と言う 妹のリクエストで出来上がったお話しです。わたし的には、とても気に入ってますが、コンテスト的には落選ということです。現実は厳しいのです。

「泣きむしボルク」どうぞ読んでください。

白い子犬のボビーは、お姉さんと散歩に行くのが大好きです。

f:id:takashimari:20180929024641j:plain色んな人がいるように、犬にも色んな犬がいます。例えば公園で出会ったボルク

f:id:takashimari:20180929024933j:plain大きいのに、とっても恥ずかしがりやでした。ナターシャさんと一緒に引っ越ししてきたボルクには、友だちがいませんでした。

f:id:takashimari:20180929025336j:plainボビーとボルクは、それから毎週 公園で遊ぶようになりました。

f:id:takashimari:20180929025606j:plain友だちも、たくさん出来ました。

f:id:takashimari:20180929025731j:plain春がやってきました。ある日突然 ナターシャさんが言いました「私とボルクは、また引っ越しすることになりました。皆さん仲良くしてくれて ありがとう。」みんなビックリしましたが、一番ビックリしたのはボルクでした。

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「せっかく友だちができたのに、引っ越しなんてイヤだよ!」ボルクは叫んで走り出しました。

f:id:takashimari:20180929031220j:plain走って 走って とうとう走り疲れて、座りこんで泣きだしました。

「どうして泣いているの?」リスさんたちです。

f:id:takashimari:20180929031741j:plain「ぼく せっかく友だちできたのに、引っ越しなんてしたくないんだ」リスさんたちもボルクと一緒に泣きました。すると渡り鳥のカモさんたちも やって来て「ボルクなら、きっとまた友だちできるよ。それにね…

f:id:takashimari:20180929032437j:plain色んなところに行けるのは、とっても楽しいよ」と言いました。「そうかなあ…。

ぼく ナターシャのところに帰るよ。」

f:id:takashimari:20180929032856j:plainところがボルクのリードが切り株に引っかかって、みんなでひっぱりましたが取れません。「ぼく ナターシャに置いていかれたらどうしよう」またボルクの目に大粒の涙が…その時

f:id:takashimari:20180929033444j:plain「ボルクー‼︎」遠くから ナターシャさんの声がしました。ボルクを探して、みんながやって来るところでした。

f:id:takashimari:20180929033925j:plain大好きな ナターシャさんと一緒なら、ボルクはきっと大丈夫。

f:id:takashimari:20180929034119j:plain泣きむしボルク、元気でね。またいつか、一緒に遊ぶ時まで さようなら。

f:id:takashimari:20180929034337j:plain色んな人がいるように、犬にも色んな犬がいます。どの子も それぞれ違うのです。

それでも みんな一緒です。みんな 甘えん坊 なのです。

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